エヴァネッセンス
エヴァネッセンス(Evanescence)は、アメリカ合衆国アーカンソー州リトルロック出身のロックバンド。エイミー・リーとベン・ムーディーを中心に結成された。
父親がミュージシャンだったというベンは、12歳のときに買ってもらったキーボードで曲を作りはじめた。一方、エイミーは中学から聖歌隊に参加していたものの本格的に音楽は学んでいなかった。2人はサマーキャンプで出会い、それから一週間も経たないうちにいっしょに曲作りを開始させる(当時13、14歳!)。高校になってからはベンの家でレコーディングをしていたという。
「私はクローゼットの中にこもって歌い、クローゼットの外にあるベンの機材にヴォーカルを入れていた。2人で曲作りをして、レコーディングを何度も何度も。毎日そんな調子だったわ」(エイミー)。
2003年、インディーズレーベルのワインド-アップ・レコーズよりレコードデビュー。1stアルバム『フォールン』
- アーティスト: エヴァネッセンス,ポール・マッコイ・オブ・12ストーンズ
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2003/06/25
- メディア: CD
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は全世界で1500万枚を売り上げ、グラミー賞2部門を獲得して一躍スターとなった。その後、設立者の一人であるムーディーが脱退するなど、メンバー・チェンジを繰り返しながら活動中。 エヴァネッセンスは、エイミー・リーとベン・ムーディーが中学時代に出会ったことに始まる。リーがユース・キャンプ中のレクリエーションでミート・ローフの「愛にすべてを捧ぐ – I’d Do Anthing For Love」(『地獄のロック・ライダーII』収録)をピアノで弾き語りしているのに惹かれ、ムーディーが一緒にバンドをやろうと持ちかけたのだ。 リーとムーディーを中心に 『Evanescence EP』(1998年)
『Sound Asleep EP / Whisper EP』(1999年)
を Big Wig Entertainment より、リリース。この内、共作第2作目「Understanding」
が地元ラジオ局でチャート・インするという幸運に恵まれる。しかし、この時は他にバンドメンバーもおらず、ライブなどの活動を満足に行えずにいた。続いて2000年に、キーボーディストとしてデヴィッド・ホッジスを迎えて3人となった彼らは『Origin』
を発表する。 デビュー前の3作『Evanescence EP』『Sound Asleep EP / Whisper EP』『Origin』は、リー自身がデモ集と位置づけており、正確にはアルバムとは認識されていない。 ワインド-アップ・レコーズと契約した3人は、2002年にアルバム『フォールン』のレコーディングを開始。12月29日に、ホッジスが脱退するもアルバムを完成させ、2003年3月4日に同作品でアメリカデビューとなった。アルバムからのリードシングル「ブリング・ミー・トゥ・ライフ – Bring Me To Life」
が映画「デアデビル」
のサントラに使用された事もあり、大ヒットを記録。世界で1400万枚のセールスを記録した。グラミー賞では最優秀新人賞と最優秀ハードロック・パフォーマンス賞を受賞。 遅れて6月25日にアルバムが発売となった日本でも人気に火がつき、ゴールドディスク獲得、さらに日本ゴールドディスク大賞ではニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞した。 セルフタイトルの3rdアルバム『エヴァネッセンス』
は、2011年10月に発売された。全米ビルボードアルバムチャート1位を獲得。2012年2月、約5年ぶりの来日ツアーを行う。8日 パシフィコ横浜国立大ホール、9日 Zepp Tokyo、10日 Zepp Nagoya、13日 Zepp Osakaで、オープニングアクトは東京・名古屋がDazzle Vision、横浜・大阪がPay money To my Pain。
このアルバムに収録されている「Never Go Back」は、東日本大震災を受けて作られた曲である。2015年8月7日、バンドの公式Facebookにてテリー・バルサモの脱退を発表。後任に、ドイツのフォーク・メタルバンド・エクリブリウムのベーシスト、ジェン・マジューラがギタリストとして加入した。
フィーメール・ゴシック・メタルの分野ではフォロワー的存在であったが、ヘヴィなギター・サウンドとストリングスやピアノによる壮大な雰囲気の楽曲は、NightwishやWithin Temptation等パイオニアにモダン・ヘヴィネス・シーンの新機軸を提示した。
メンバー
エイミー・リー Amy Lee – ボーカル、ピアノ (1998年 -)
1981年12月13日生まれ、アメリカ人女性。唯一の結成メンバー。クラシック・ピアノを9年間学び、学校では合唱隊の長を務めた。そして中学時代にユース・キャンプでミート・ローフの I’d Do Anthing For Love をピアノで弾き語りをしたことがきっかけでベン・ムーディーとともにバンドを始めることとなった。エイミー・リーは、「Going Under」のPVで使われた衣装やグラミー賞授賞式で着たドレス、他にもライヴで着る衣装を自分でデザインしている。
ジェン・マジューラ Jen Majura – ギター (2015年8月 -)
1983年6月16日生まれ、ドイツ人女性。6歳から音楽活動を始め、プロデビューは2000年。ドイツのBrilonに音楽学校を所有。2015年現在ソロ活動の他、Equilibrium
にも所属しベースを担当。
ティム・マッコード Tim McCord – ベース (2006年8月 -)
1979年6月28日生まれ、アメリカ人男性。加入前はThe Revolution Smile
のギタリスト(2000-2004)として知られた。2014年、日本のBrave Wave Productionsが企画し全世界発売したアルバム『IN FLUX』に参加している。
トロイ・マクローホーン Troy McLawhorn – ギター (2007年5月 – 2007年12月、2011年 -)
1968年11月4日生まれ、アメリカ人男性。Still Rainでデビュー後、doubleDrive(1996–2003)、Dark New Day(2004-2008)を経て、2004年にエイミーを招いて『Broken』を発表しているSeether (2008–2011)での経歴がある。
ウィル・ハント Will Hunt – ドラムス (2007年5月 – 2007年12月、2009年 -)
1971年9月5日生まれ、アメリカ人男性。出生名はWilliam Martin Hunt。Skrape(1990年代-2004)でデビュー後、Dark New Day(2004-2008)に加入し、2012年の再結成にも参加した(トロイは不参加)。2007年にはライヴメンバーとしてエヴァネッセンスに参加し、2009年のイベント出演時に再度参加、2010年2月から正式加入。一方2010年2月、Black Label Societyに加入しアルバム『Order Of The Black』に参加するが、『エヴァネッセンス』レコーディングのため脱退。2013年、Deviceのライヴメンバーとして加入(現在活動休止中)、同2013年、White Noise Owlに加入。2014年にはイタリア人シンガーVasco Rossiのライヴメンバーとしてツアーに参加した。
Evanescenceのこの曲!!
Evanescence – Going Under
1stアルバム「Fallen 」に収録
Evanescence – Whisper [HQ]
1stアルバム「Fallen 」に収録
この曲はゴシック要素がアウトロに入りまくっててかっこいい。
日本絡みの記事
Evanescence – Going Under Fuji Rock Festival 2003 – YouTube
2003年「FUJIROCK FESTIVAL」出演時の映像
最新の来日は2015年11月21日にKORN、BULLET FOR MY VALENTINE、Corey Taylor(SLIPKNOT/STONE SOUR)らと共に「OZZFEST JAPAN 2015」に出演しました。
以上。
次回に続く?
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