【インタビュー】ベラコール、豪州が育んだ独自進化のアトモスフェリック・メタル
──ベラコールのライヴにはどんな観客が集まりますか?
スティーヴ・メリー:俺たちの音楽はエクストリームなメタルだから、ワイルドな気分になりたくてやってくるキッズが多いけど、あまり暴れるタイプではないみたいだね。ヘッドバンギングもするけど、真剣に耳を傾けてくれる。音楽を暴れるための口実にはしないタイプが多い。メルボルンのファンはいつも盛り上がってくれるし、パースも熱狂的だ。シドニーの観客を乗せるのはちょっと難しいんだ。何故だろうな。これまでヨーロッパには3回行って、ドイツやチェコ、ポルトガル、ルーマニアでプレイしたけど、ドイツのメタル・ファンは凄くクレイジーになるね。『ヴェッセルズ』は俺たちの4枚目のアルバムだけど、新しいスタートだと考えている。このアルバムに伴うツアーで、どうしても行きたい地域が3つあるんだ。まずメロディック・デス・メタルの本場の北欧、特にイェーテボリでプレイしたい。それからもちろんアメリカにも行きたいけど、やはり一番ライヴをやりたいのは日本なんだ。俺たちにとって日本は決して遠くないけど、謎に満ちた国なんだ。J-POPというジャンルは聞くけど、バンドはあまり知らない。BABYMETALはオーストラリアでも有名だけどね(笑)。『ヴェッセルズ』は、俺たちを日本に連れていく交通機関(vessel)になると信じているよ。
BE’LAKOR
2004年にメルボルンで結成されたベラコールは当初アット・ザ・ゲイツなどから影響を受けたというが、約1年のあいだ外界から隔離されてリハーサルを積むことで、異形の変貌を迎えることになる。
バンドは自らの音楽性について“メロディック・デス・メタル”という表現を使っているが、それは我々の知るメロディック・デスとは一線を画するもので、メロディとデス・ヴォイスをフィーチュアしながらも、北欧ともアメリカとも異なったスタイルを確立。よりダークでプログレッシヴな世界観を築き上げている。
2007年にアルバム『The Frail Tide』でデビューを果たし、2作目の『Stone’s Reach』(2009)は本国オーストラリアのみならずヨーロッパ、ロシアでリリース。3作目『Of Breath And Bone』(2012)はアングラやドラゴンフォース、アモン・アマース、オーペス、カタトニアなどを手がけてきたイェンス・ボグレンがミックスを担当するなど、作品ごとに世界侵攻を進めてきた。
記事を書きました。 HMVとは別ヴァージョン。 【インタビュー】ベラコール、豪州が育んだ独自進化のアトモスフェリック・メタル https://t.co/n2y4D9c5v5
— tomoyuki yamazaki (@yamazaki666) 2016年6月22日
ベラコールは曲が長いからすぐダレるんだよな〜新譜もそこ直ってないみたいだし…
— 由乃 (@ForgetMeNotJuno) 2016年6月23日
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