「EDM」は20代のテーマパークなのか
DJ登場、無数のスマートフォンで撮影が始まる
6月のとある日曜日の夕方。会場には約3万人の観客が集まりつつあった。日焼けした肌に深いVネックのカットソーを着た男子。スリーブレスのTシャツとショートパンツに身を包んだ女子。大胆な肌の露出は「パリピ」ことパーティピープル(パーティやイベントをノリよく楽しむ若者)の定番スタイルだ。多くは20代だろう。ミドルエイジや子連れはほとんど見あたらない。
続々と入場していくのは千葉県千葉市の野球場「QVCマリンフィールド」だが、もちろん彼らの目的は野球観戦ではない。「EDM」のムーヴメントで世界トップを走る音楽プロデューサー兼DJ、スウェーデン出身のアヴィーチーの来日公演だ。
チケット18万枚が瞬時に完売
「EDM=エレクトロニックダンスミュージック」は、ディスコやR&Bの流れを汲む「ハウスミュージック」にも似ているが、メロディラインや歌声はより親しみやすいものが多い。「ポップスとしてのダンスミュージック」と考えればわかりやすいだろうか。
DJは事前にデータを準備し、ステージではそれを再生する。バンドのような演奏をしないことを批判する声も一部にあるが、機材を操作し、ステージでダンスし、観客を煽る、それが彼らの「演奏」なのだ。
それまでアンダーグラウンド性の強かったダンスミュージックを、一気に日の当たる場所に連れて行ったEDM。音楽プロデューサーで「EDM PRESS」などの音楽情報メディアを運営する平田知昌さんによれば、世界的な盛り上がりの分水嶺は2009年だ。フランス人プロデューサーのデヴィッド・ゲッタが米国のポップチャートで楽曲をヒットさせた。以降、経験豊かなDJ、プロデューサーたちが音楽面を牽引し、彼らの出演するダンスミュージックフェスやイベントが巨大化。「2012年ごろまでは、毎年が倍々ゲームのように成長していく感があった」(平田さん)。
ダンスミュージックの国際カンファレンス「IMS(国際音楽サミット)」で発表されたデータによると、昨2015年の市場規模は71億ドル(約7800億円)と、巨大な市場になっている。
最大級のEDMフェス、米国・マイアミ発の「ULTRA MUSIC FESTIVAL」は世界中から観客を集め、動員数は16万5000人以上とされる。また、ベルギーで開催される「TOMORROWLAND」は昨年、18万枚ものチケットが、出演者発表前に瞬時に完売している。デジタル音楽ブロガーのジェイ・コウガミさんは「出演者発表される前にチケットが売れるというのは、これまでの音楽フェスならあり得ないこと。もはやテーマパーク的でさえある」と指摘する。
コウガミさんは「EDMは、新たな体験型のアクティビティとして定着したのではないか」と見る。ステージの巨大構造物、LED、レーザー光、そして映像が音と巧みに連動する、圧倒的な非日常の体験は、SNSを通じて膨大な数の写真と動画が拡散され、ファンを連鎖的に増やしてきた。
「みんなで同じ目標に向かっている感じが好き」
日本で火がついたのは、「ULTRA JAPAN」が初開催された2014年。昨年の第2回は3日間で9万人を集めた。動員数はわずか2年で、「フジロック(FUJI Rock Festival)」「サマソニ(Summer Sonic)」といった国内の大型ロックフェスに迫りつつある。
今年に入ってからも、大小のEDMフェスが次々と開かれている。5月の大型連休、千葉県・幕張海浜公園を会場に、内外のDJが出演した「Electric Zoo Beach Tokyo 2016」もそのひとつだ。動員は1万人。
広大な砂浜に3つのステージを設置。波打ち際には封鎖線を張り、等間隔で警備スタッフが配置された。クリーンで安全で、馴染みがない女子だけでも来られる。これがダンスカルチャーの現在のスタイルだ。
目の前には東京湾。海風を浴びながらパーティピープルが闊歩する。観客はやはり20代が大半で、「動物園(Zoo)」のテーマに合わせて猫やウサギの「耳」をつけた子も見かける。
世界で活躍する日本人DJは現れるか
「瞬間的なブーム」を乗り越えるには、ファンとともに5年、10年と続けていく持続性がいる。気にかかるのは、1公演あたり数千万円も珍しくない、海外トップDJのギャランティだ。「いまが限界。これよりも上がったら、招聘なんてできなくなる」(小橋さん)。
トップクラスのDJは、フェスだけではなくラスベガスなどのカジノにも出演する。カジノが圧倒的な資金力を背景に全体の価格水準を押し上げているというのが、ギャランティ高騰の要因のひとつだ。
ある業界関係者は、「日本から世界トップクラスが出てくれば、海外勢に頼らなくていいのに」とこぼす。確かにいま現在、日本人DJの曲が海外で成功した例はない。
「輸入商品」にとどまっているEDM文化に、どれだけ日本発のコンテンツを加えられるか。――前出の平田さんも、こう指摘する。
「みんなDJにはなりたがるけど、楽曲づくりは盛り上がっているとはいえない。いまの世界トップは自前の曲がヒットしたからここまでのぼりつめられた。彼らがDJでかける楽曲は、大半が自分のもの。自前の楽曲なしには世界的な競争に参加できません。頑張ってほしい」
EDMの過熱人気はしばらく続くだろう。しかし、夢のテーマパークのその先に、どんな風景を描けるかはおそらく、DJを中心とする作り手と、会場を埋める若者たちと、その両方にかかっている。
全文:
動員ケタ違い 若者つなぐEDM(2016年6月29日(水)掲載) – Yahoo!ニュース
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6205875
日本の音楽イベントに異変が起きている。
この2年あまり、EDM(エレクトロニックダンスミュージック)という
新たなムーヴメントのフェス(音楽祭)が、20代の「パーティピープル」に人気を博し、
ケタ違いの観客動員力を見せているのだ。なぜ若者はそこに集まるのか。
人気はより広い世代へと拡大していくのか。観客、関係者の話を軸に探った。
ほれみたことか
日本ではEDMブームはエイベックスが主導してる
やっぱ日本は遅いんだなあ
これなかなか興味深いね
イントロはもう始まってて途中から入る3人
音で反応して即座にダンスに入るすぅと、それ見て遅れて入る由結最愛
これはすぅの場合カウントを待つ必要が無いから途中だろうがなんだろうがいきなり入れるせい
MIKIKO先生が言ってた事を実際にこれだけハッキリと目の当たりにするのは初めてだったから面白かったわ
あったなあ
Skrillexと友達だったから出れた
エーベックスにとっては寝耳に水くらいニガニガしい出来事だけど
どういうことだって!?
ねずっちです。
ゆいちゃんだけ胡散臭いのに気づいたんだろうな
ユーロビート
ジュリアナはユーロビートじゃないぞ
マハラジャと勘違いしてね?
急きょ決まった仕事なのはよくわかる
次の日札幌だからだろ
ファブリーズかけとけば大丈夫だったろ
衣装を送ってしまってから決まった仕事
引用元:
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/morningcoffee/1467169438/
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